自分の意見を必ず述べる

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自分の意見を必ず述べる

主観を交えた文章が必ずしも主観的なわけではない

 文章が主観を表明するものだと言っても、主観を交えた文章が、必ずしも主観的な文章になるわけではありません。一般に主観的とは、「自分ひとりの考え方や感じ方にかたよる態度であること」(広辞苑)を言います。様々な条件を考慮に入れて、考え合わせた上で自分の最終的な判断を述べたのなら、それは主観を表明したものであっても、主観的な文章ではありません。
 むしろ世間的な言葉遣いからいえば、そのような文章なら、かなり客観的なものの見方ができているといえるのではないでしょうか。

自分の意見を必ず述べる

 私たちは「客観的な文章を書こう」と意識すると、色々ある意見を並列に並べて、それらに対する「自分の意見などは書かない方がよい」と考えたりします。しかしそれでは、八方美人の日和見(ひよりみ)なだけで、「いろいろな考え方の中で、どう考えるのが最もよいのか」という筆者なら当然追求すべき努力を放棄してしまった無責任きわまりない文章になってしまいます。
 私たちはそのようなことにはならないように、自分の意見をしっかりと見定めて、文章を書く努力をするべきです。

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