ホームページを作ろう

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魅力的な内容のホームページを作ろう

『ウケるブログ』は参考になる

 せっかくホームページやブログ(以下「ホームページ」とまとめて呼びます)を作っている(作ろうと思っている)のなら、『ウケるブログ』(高瀬賢一、技術評論社、本体1,180円+税)などを参考にして、ホームページを魅力的にすると同時に、自分の作文力を磨く努力をしてみてはいかがでしょうか。この本の副題が、「Webで文章を”読ませる”ための100のコツ」となっているように、かなり具体的に自分の文章をスキルアップする方法を教えてくれているので、小論文を書く時にも応用がききます。私が読んでも、「なるほど、面白いな」というところがたくさんあります。(なおこの本は、「ウケるブログの書き方講座」の記事を元に書き換えたものです。)
 ただこの本は、文章やホームページを作るときにはいつでも大切にするべき事項と、こんなやり方をしてみれば場合によっては役に立つ、面白いという事柄とが、あまり区別されずにどんどん並べて構成されているのは惜しいところです。
 文章作成全般に役立つところはそれで良しとして、場合によってはそういうやり方も役に立つという技術を、文章全般で役立つ事柄と同等に捉えてしまうと、枝葉末節の技術を磨くことだけに集中して、内容の吟味を怠るという本末転倒なことにもなりかねません。
 そうなってしまうと、本人の努力とは裏腹に、できあがる文章は、技術ばかりに走った、内容のない思わせぶりなだけのいやらしいもの(私はこれを「さもしい文章」と呼びますが)にどんどんなってしまいます。
 私たちはやはり、「中身のある内容を伝えなければ、いくら文章を飾っても意味がないのだ」という、当然といえば当然すぎることを、まず第一に押さえておかなければならないのです。
 以下この本を読みながら私が感じていた、こんなことを大前提として考えておきたいなということを書いてみることにします。


『ウケるブログ』が絶版

 楽天ブックスで『ウケるブログ』が無くなったと思ったら、絶版回収だそうです。理由は技術評論社によれば、

 弊社の「ウケるブログ」(高瀬賢一著、2005年1月発刊)と、草思社の「人の心を動かす文章術」(樋口裕一様 著、2004年3月発刊)との間に、思想・内容において類似する箇所がありました。このため、樋口裕一様及び草思社に対しご迷惑をおかけする結果となりましたことを謝罪いたします。
 「ウケるブログ」の書籍としての独自性に疑念が生じたことは、弊社の出版倫理に反することであり、本書籍を絶版とし回収いたします。

だそうです。
 結構いい本だっただけに残念です。そう言われれば、「『ほのめかし』て書き出す」などというような、樋口氏が書きそうなことが書いてあります。私はこの本のそういうところにいちばん引っかかっていたので、あまりそんなことを本気で練習しないようにという気持ちを込めて、この「HP作成」の章を書こうという気になったのでした。
 『ウケるブログ』は、文章を書く上で基本となることが割合きちんと書かれていたので、このような理由での絶版はとても惜しいことでした。
 読まずに悪口を言っても仕方がないので、できるだけ樋口氏の本をいずれ読んでみることにします。(『人の心を動かす文章術』の感想はこちら)
 なお、絶版については、「ウケるブログが絶版&回収」」で知りました。そこでも紹介されているように、「ウケるブログの書き方講座」にも謝罪文があります。

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