言いたいことに向かって

言いたいことに向かっていく文章

 「自分が伝えたいことをきちんと伝える、言いたいことがある文章」とは、見方を変えれば、言いたいことを言うために、その文章を構成する全ての材料が必要な要素となって必要な場所に置かれている文章のことです。
 高校生は書くことがないから、何でも思いつくことを思いつく順番に並べ、それでも字数が足りないから、字数稼ぎに何かを入れようとします。
 しかしこのような字数稼ぎは、必ずしも言いたいことを伝えるために必要な要素ではないのですから、これを入れることで、結局は何が言いたいのか、よけい焦点がぼやけてしまいます。
 文章を書く順番についても、先に結論を言うか、最後に結論を言うかというような表面的なことではなく、その結論を読者に分かってもらうために、何をどの順番で言うべきなのかを考えなければ、自分が伝えたいことをきちんと伝えることができるはずはありません。
 私たちがよい文章を見分けることは簡単です。言いたいことを言うために、その文章を構成する全ての材料が必要な要素となって必要な場所に置かれているかどうか、ただそれを見れば良いだけの話なのです。(『ねこ』P19参照

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