終わりに

終わりに

 以上、特に現代文のテストにいかに対応するべきかに焦点を当てて、現代文学習の仕方について述べてきました。これで少なくとも、冒頭に述べた二つの疑問については解決したのではないかと思います。
 世の中には才能のある人たちがいて、多分、るんるん余裕派の人たちも、ある程度無意識の内に以上述べたような方法を取りながら、さらに自分の興味を発展させてきた人たちなのでしょう。こういう人たちは、冒頭にも言ったように、私がここでくどくどと述べたことにはあまり神経質はならない方が良いかもしれません。方法などという無骨(ぶこつ)なものを振り回すことで、かえって無意識が無意識の内にいかなくなることのないよう、自分のやり方に沿って、才能をますます発展させてください。
 実をいうと、私自身、いやいや苦虫噛み潰し派という程ではありませんが、全く国語の才能などというものに恵まれていない人間のような気がします。ですから、方法などという無骨なものを振り回すことにもなるのですが、だからこそ、いやいや苦虫噛み潰し派の人たちにも、国語の客観性や面白さを知ってほしいと思っているのです。
 理数系の人たちが、論理的思考の積み重ねを大切にする人達であるとするなら、世間の常識とは逆に、これらの人がむしろ評論で高得点をあげるということも当然考えられることです。はじめから毛嫌いせずに、自分に納得のいくやり方を探す努力をしてみてください。

タイトルとURLをコピーしました