分野についての予備知識
出題される分野についての教養(予備知識)
我々がテストなどで文章を読む場合、自分の知っている分野、得意な分野についての設問であった時には、いつも以上によくできたということがあるはずです。それがここでいう教養の力です。
このことの大切さは時々取り上げられます。その結果、「本をよく読め」などというアドバイスが平気でなされるのです。これは確かに理想です。しかし、本ならなんでも良いというわけでもありませんから、そのためには、どのような本をどれだけ読めばよいのでしょうか。そこらあたりの適切なアドバイスがないなら、国語のみならず数学も、英語も、理科も社会も勉強しなければならない高校生は忙しいから、そうもしなくてはならないと焦(あせ)るだけ焦ってみても結局それだけで終わってしまうことになるのではないでしょうか。
この教養というものは、今までやっている勉強の外に求めてはいけません。むしろ、今やっている勉強の中で身につけようと考える方が効率的です。(ただし、もちろん夏休みには、自分の進路に関係する分野について、岩波新書の一冊を読むくらいの努力は必要ですが。)
国語の問題に当たった時、その問題文から物事についての問題意識を学ぶつもりで読み、自分ならそのことをどう考えるだろうかと考え、自分自身の考えを育てるように心がけください。
そして、他教科の勉強。得に社会科の勉強に、それぞれの分野に、ものの見方を持とうという気持ちで取り取り組まなければなりません。
『ねこの小論文・作文講義』でくどく述べたのでここではそれほど繰り返すまでもないことですが、小論文の練習、その用意のための努力もここで言う教養を高めます。使えるものはすべて使って、自分の教養をできるだけ高めようとする姿勢持ってください。