思考整理
2007.02.19
文章を整理するポイント
- 同じこと、関連のあることは一つにまとめる。未整理の頭そのままに、「あーでもない。」「こーでもない。」と行ったり来たりでは、読む者がたまらない。
- 大切なこと、重大な違いほど先に書く。もったいぶってこれらを後にする人がいるが、それをすると「そねーなこと、早う言うてくれー。こらえてくれーよ。」という文章になる。
- すべての思考を整理した時点から書き始める。君たちが文章として訴えなければならないのは、多くの場合、君たちが今どのように考えているかという内容であって、どの様な過程で今の考えにたどり着いたかということではないはずだ。
君たちは自分がたどってきた思考の過程を、その順序のとおりに説明しようとすることが多い。だが多くの場合、それは、現在の君たちの考えを分かりやすく説明するための最良の方法ではない。
自分がたどってきた道をそのまま文章にするのではなく、自分の考えを最も説得的に主張できる論の展開を考えよう(p22参照)。
- 読者に問題提起をする場合は、なるべく早くその答えを書くようにする。
一般に、問いかけがあれば、読者はその答えが出てくる まで問いを覚えておかなければならない。その間に様々な考察が入れば入るほど、それを覚えておく読者の負担は大きくなる。だから、そのような負担をなるべく読者にさせないように気をつける。
同じ意味で、問題提起のある文章の中に、答えを書かないまま次の問題提起を書くような入れ子構造は絶対に避ける。
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