最低限の表記注意

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最低限の記号の使い方、表記の注意

  1.  文字は、略字を使わず楷書で丁寧に書く。句読点についてもいいかげんに書かず、「、」「。」とはっきり打つ。日本語の「、」「。」は決して「.」ではない。
  2.  原則として一つの記号には一マス使う。ただし 。」 はこれを一マスに入れる。
     句読点、 」 ) など閉じる符号が原稿用紙の一番上にくるときは、それを前の行の一番下にはみ出して書き、行頭にはもってこない。(ただし、現代文の問題で字数制限があり、しかも「句読点を含む」という但し書きがついているときは、行頭であってもそのまま書く。)
  3.  縦書きの場合、数字は漢数字を使う。横書きの場合、熟語として定着している場合は漢数字、数を表す数字は算用数字を使う。
  4.  『』の使い方
    • 「」の中にさらに「」を使う必要があるとき。
    • 本の名前。 『我が輩は猫である』

      これ以外のときはむやみと使わない。(前項8参照)

  5.  名詞を並列に並べる時は・を使う。
      (例)

     動詞・形容詞・形容動詞をあわせて「用言」という。
  6.  引用
    短い引用
    「」で囲んで文章中にそのまま入れる。
    長文の引用

     引用文は二字下げたところが原稿用紙の一番上のつもりで書く。
     文の途中で、改行して二字下げで長文を引用し、引用が終わって改行して元の文を続ける時は、改行しても一字下げないで続ける。
      (例)

     『ねこの小論文・作文講義』では、小論文において 筆者がどのような立場から論じなければならないかについて、

    文章を書く時、「自分にも責任がある(関わりがある)ものとして」論じることが絶対に必要である。

    と書いている。
     このことについてもう少し詳しく説明すると、〜。

  7. 会話
    短い会話
    「」で囲んで文章中にそのまま入れる。
    長い会話が続く時。

     改行して字下げをしないで書き始める。
     引用が終わって元の文に戻る書き方は、例のように二通りある。
      (例1)

     今日のねこ先生の授業の後、
    「『が』は本当に、前後の関係があまりないようなものでも結びつけてしまうな。」
    「読点を打って文章をつないでいく時も気をつけないとな。」
    などと友達と話し合った。
     そして〜

      (例2)

     今日のねこ先生の授業の後、
    「『が』は本当に、前後の関係があまりないようなものでも結びつけてしまうな。」
    「読点を打って文章をつないでいく時も気をつけないとな。」などと友達と話し合った。
     そして〜
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