作文指導のために

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作文指導のために

内容重視

「イイタイコト」を伝えることが大切だという認識をきちんと持ちましょう。

Let’s try

実際の添削過程を自分の頭で追体験しましょう。

思考訓練はまず読むことから

内容を追いかけてこだわりながら読むことが、すべての原点です。

「イイタイコト」を伝える文章

 文章の最大の価値は、「伝えるべき意味内容を伝える」ということです。ただ、気が利いただけの、何も伝えたいことのない文章などに、存在意義はありません。 このことは、「文章を書く」「文章の指導をする」時に一番大切になることですので、最初にしっかりと確認をしておきましょう。 ここをはき違えてしまうと、内容がない文章を書いて、素晴らしい文章が書けたつもりになるという、独り相撲の道化を演じることになってしまいます。

自分の頭で添削を追体験しよう

 本稿では、なぜそのような推敲・添削をしたのかを示す、実際の指導例をたくさん掲載しています。説明だけをざっと読み流すのではなくて、自分の頭で例題をじっくり考えて、まともな文章に対する考え方のポイントをしっかりと自分のものにしてください。 

思考訓練の基本はまずは読むことから

 文章の添削をしようと思ったら、その文章の欠点と、それを直す方向性を 自分で考えられなければいけません。
 もしかしたら、多くの人は、この稿の添削例を見て、「Nekoだからこういう発想法・指導法ができるのだろう」と考えてしまうかもしれません。
 しかし、それは見当外れです。私はこれまで、作文を考える一方で、「深く読む」ことにもこだわってきました。そのために、これも、安易な「~法」とかいう方法に捉われないで、「『何が書かれているのか』を分かろうとして、文章の頭から、一言一句をおろそかにせず、こだわりにこだわりながら読む」というやり方を実践してきました。
 というよりも、きちんと「自分の腑(ふ)に落ちる」ためには、そのようなやり方しか私にはできませんでした。それは私が物分かりがとても悪いせいです。
 つい先日も、「教師のためのハイレベル指導講座」というのを受けてみました。ところが私には、先生の言っていることがさっぱり分かりませんでした。他の先生方には恐らく分かっていて、あまり疑問に感ずることもなく、参考になる授業だったようです。
 でも私の場合は、「本当にそうかなあ。そんなことが書いてあるのかなあ。でもちょっと、自分は違うような気もするけれどもなぁ」と考えている内に、講義はどんどん先に進んでしまいます。
 他の、頭の切れる先生の授業でも、たいていの場合、私は授業から置いていかれ、落ちこぼれてしまいます。
 要するに、頭のめぐりが悪いわけで、私はパッパッと瞬時に理解することができないのです。そういうわけで、私に残された道は、「最初からこだわりながら読んでいく」という、何の変哲もない、他を引き付けるようなアピールポイントなど全くない、ありきたりのやり方しかなかったわけです。
 しかし、そのようなやり方しかできなかったことが、却って、他の人が気づきにくいことに気づくことができるという効果ももたらしてくれたことに、今になって改めて気づきます。
 自分の文章にしても、他人の文章にしても、添削力とは、結局、文章の論理的な不具合に気付く力なのですから、文章を添削するには、この読解力がすべての基礎になります。
 「今の自分を瞬時にレベルアップしたい」「今指導に困っているから、次の時間までに教材を探したい」という気持ちも分からないではないですが、安易な道に逃げるのでは、結局、樋口裕一のような、使えない書き方・指導法に惑わされて、絶大な回り道をしてしまう、もしくは、迷子になってしまうだけです。
 「読解に王道なし」「作文に王道なし」も真実なので、地道に読解力・思考力をつけていくことしか、文章を理解し、書ける、指導できるコツというものはありません。

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