せっかくホームページやブログ(以下「ホームページ」とまとめて呼びます)を作っている(作ろうと思っている)のなら、『ウケるブログ』(高瀬賢一、技術評論社、本体1,180円+税)などを参考にして、ホームページを魅力的にすると同時に、自分の作文力を磨く努力をしてみてはいかがでしょうか。この本の副題が、「Webで文章を”読ませる”ための100のコツ」となっているように、かなり具体的に自分の文章をスキルアップする方法を教えてくれているので、小論文を書く時にも応用がききます。私が読んでも、「なるほど、面白いな」というところがたくさんあります。(なおこの本は、「ウケるブログの書き方講座」の記事を元に書き換えたものです。)
ただこの本は、文章やホームページを作るときにはいつでも大切にするべき事項と、こんなやり方をしてみれば場合によっては役に立つ、面白いという事柄とが、あまり区別されずにどんどん並べて構成されているのは惜しいところです。
文章作成全般に役立つところはそれで良しとして、場合によってはそういうやり方も役に立つという技術を、文章全般で役立つ事柄と同等に捉えてしまうと、枝葉末節の技術を磨くことだけに集中して、内容の吟味を怠るという本末転倒なことにもなりかねません。
そうなってしまうと、本人の努力とは裏腹に、できあがる文章は、技術ばかりに走った、内容のない思わせぶりなだけのいやらしいもの(私はこれを「さもしい文章」と呼びますが)にどんどんなってしまいます。
私たちはやはり、「中身のある内容を伝えなければ、いくら文章を飾っても意味がないのだ」という、当然といえば当然すぎることを、まず第一に押さえておかなければならないのです。
以下この本を読みながら私が感じていた、こんなことを大前提として考えておきたいなということを書いてみることにします。
楽天ブックスで『ウケるブログ
「ウケるブログ
結構いい本だっただけに残念です。そう言われれば、「『ほのめかし』て書き出す」などというような、樋口氏が書きそうなことが書いてあります。私はこの本のそういうところにいちばん引っかかっていたので、あまりそんなことを本気で練習しないようにという気持ちを込めて、この「HP作成」の章を書こうという気になったのでした。
『ウケるブログ
読まずに悪口を言っても仕方がないので、できるだけ樋口氏の本をいずれ読んでみることにします。(『人の心を動かす文章術』の感想はこちら)
なお、絶版については、「ウケるブログが絶版&回収」」で知りました。そこでも紹介されているように、「ウケるブログの書き方講座」にも謝罪文があります。
