基本姿勢

「筆者の考えと自分の考えとをはっきり分けて理解する」

 このようなことにならないための、国語を学習する上での非常に重要な姿勢は、普段の何気なく自分の意見と筆者の意見とをまぜこぜにして理解するというやり方をきっぱりと捨てて、「どこからどこまでが筆者(他人)の意見だ」と正確に見極めようとして、それと自分の意見とをきっちり区別することです。
 私たちは普段日常生活ではこのような作業をやりませんが、せめて現代文を学習する時間にだけは、意識的にこれらを分けて捉える努力をして、相手の意見をよりよく理解し、それに対して自分の意見を考えるというような訓練をしなければなりません。
 その上で、現代文では「理解したことだけ」を、小論文では「自分の意見」を答えるのが、それぞれのテストへの対処法になります。

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